任天堂という資本の自己増殖運動

任天堂のDSやWiiの売れ行きが好調らしい。

[任天堂]連結業績予想を上方修正 DS、Wii好調で」(毎日新聞)

なのだとか。

ふだんはゲームをやらない自分でも、WiiやDSはやってみたいと思う。
何より、ボタンの速押しが必要ないのがいい。

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ところで。
今日の任天堂の株の終値は、29000円。
売買単位が100株だから、290万円(29000×100)ないと、買えないことになる。

高過ぎる、と思う。
これでは、そこそこのお金持ちでなければ、任天堂の株に投資することができない。

資本の本質は、その自己増殖運動にあるらしい
(えらい学者の人たちがよく言っている)。
だから、一部のお金持ちは、任天堂の株を買うことで、お金を自己増殖運動の中に投入して増殖させたり、任天堂株を売買することで、増殖運動をたくみに利用し、お金を増やすことができる。

しかし、一般の「労働する消費者」は、任天堂の製品を買って楽しむだけで、自らのお金(=労賃)を増やすことはできない。
増やせないどころか、減らしてしまう。

今のままでは、任天堂という資本の自己増殖運動で儲けているのはお金持ちだけだ、と言われてもしかたないだろう。
お金持ちはよりお金持ちになり、貧しいものはより貧しくなる、結果として階級が固定化し、格差が深化する、という、古い資本主義の構造(これを「古い」と言うのは自分だけかもしれないが)に、任天堂は加担していることになる。

だが、何のために?
加担する理由は、実はゼロなのではないか?
(だって、ほとんどみんな「労働する消費者」なのだから)。

任天堂は、その資本の運動を、WiiやDSのファンである一般の消費者に、もっと開放してもいいはずだ。
(というか、上場企業なのだから、その義務があると思う)。
方法は簡単。
株を今の10分の1、あるいは、100分の1で買えるようにすればいいだけだ。
そうすれば、任天堂株を通して、今より多くの消費者が、自らのお金を資本化することができる。

儲かっているのだから、この程度の手間と経費を惜しまないでほしい。

魅力的なゲーム機とゲームソフトを消費者に提供し続ける任天堂という資本の自己増殖運動によって、できるだけ多くの人がハッピーになれたらいいと思う。
(本来、資本の自己増殖運動を消費者すべてに開放するために、株式市場はあるわけだし・・・)。

追記:
株の上限価格を法律で設定し、それ以上になった場合には、売買単位を減らしたり分割したりすることを義務付ければどうだろう、と思ったり(いろいろ問題があるのかもしれないが)。
単純に「任天堂の株がもっと安ければいいのに」、と思ったので、このエントリーを書いてみた。

コメント / トラックバック2件

  1. 続・任天堂という資本の自己増殖運動…

    最近の株式市場の下落で、任天堂の株価が61,000円まで下落している。
    11月1日には、10年来高値である73,200円をつけていたのだが。
    それにしても。
    以前「任天 (more…)

  2. [...] (すでに何回か書いたことだが。 「任天堂という資本の自己増殖運動」2007年1月10日 「結論」2008年8月24日 [...]

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