AUTOMATTIC INC.がなんかかっこいい

「Automatic」と聞くとすぐに宇多田ヒカルの大ヒットデビュー曲を思い出すのだけど、AUTOMATTIC INC.はwordpress.comを運営している会社だ。
(Tを2つ重ねている)。

オープンソフトのブログシステムWordPressを配布しているのは、wordpress.orgだ。
wordpress.comはWordPressをライブドアブログみたいな感じで無料で使えるようにしているサービス。
Movable Typeを販売しているSixApart社が、TypePad(有料)を提供しているのと似たようなものだろうか。
(VOXはMovable Typeとは違いすぎるし)。

Set Up, Customize, and Market Your Blog

このブログをWordPressに変えてしばらくたつが、スパムトラックバックが膨大になってどうしようもなくなったので、スパム対策プラグインAkismetを有効化する必要が出てきた。
それで、wordpress.comのAPI-keyを取得するためにwordpress.comにブログを一つ作った。

これがかなりいい。
無料なのに、広告がまったく入らない。
管理画面が使いやすい。
Export、Importが簡単にできる。
テンプレートが洗練されている。
海外のサーバーなのに動作がけっこう軽い。

このシステムを無料で維持するのは大変だろう。
というか、できないに違いない。
では、AUTOMATTIC INC.はどうやって収益を上げているのだろうか?

簡単に言えば、有料バージョンがあるのだ。
しかし、日本の有料ブログサービスとは根本的に違う。

wordpress.comはアップロードする画像の容量がデフォルトでは50MBと極端に少ない。
これでは使えないと思う人もいるだろうが、実は十分なのだ。
今、画像や動画は、別の無料のサービスを使えば、わざわざブログのサーバーに保存する必要はない。
たとえば、動画なら、YouTubeやGoogle Videoがあるから、そちらにアップロードしてリンクを張ればいい。
セキュリティの関係でscriptタグが使えないのかもしれないが、wordpress.comは、YouTubeやGoogle Videoの埋め込み用に、独自のタグを準備している。
たとえば、こんな感じ。

だから無料でも十分に使えるのだが、アップロード容量を増やしたいユーザーのために、1GB20ドル、5GB50ドル、10GB90ドルのアップグレードオプションがある。
これはどうやら、毎年支払うのではなく、「Buy」するシステムになっているようだ。
だから、一回買ってしまえば、永遠にその容量を使えることになる。
足りなくなったら、また増やせばいい。

この「買う」という発想が、個人的にはとてもうれしい。
日本の有料オプションによくある、ブログを書くためにお金を支払い続けるというシステムは、個人的にはちょっと重い。
ノートをレンタルで借りて使っているみたいだ。
一方で、サーバーを借りることにはまったく抵抗がない。
たぶん、自分の中では、部屋を借りるのと同じ感覚なのだと思う。
色んな場所に住むのが、楽しかったりする。
それに何より、ドメインは自分のものなのだから。

ここにAUTOMATTIC INC.のメンバーが砂浜で写した写真がある。
なんかかっこいい。
単純に、うらやましいと思う。

追記:
wordpress.comの場合も、CSSのカスタマイズと独自ドメイン利用のオプションは、毎年15ドルと10ドルの支払いが必要だ。
この二つは1年単位で「Subscribe」するしくみのようだ。

明日から東京。