こんなニュースがあった。
“TBSまた不祥事 2ちゃん映像「捏造」”
くだんの「掲示板」は、ディレクターが「インターネット上の掲示板のイメージを作成したもの」(いわゆる「イメージ映像」)だったらしい。
こういう「イメージ映像」はたぶんテレビの最も得意とすることのひとつだろう。
やらせで番組がつぶれたこともあるワイドショーなどでは、かなり気をつかっているようで、きちんと「再現映像」などの字幕が出る。
TBSの説明によれば、今回はディレクターが字幕を入れ忘れただけ、ということだ。
しかし、「あるある」事件やそれに続くTBSの健康番組での過剰演出事件の後のこの時期に、こういうミス(?)を犯してしまう、というのが、いかにもテレビらしい。
つくづく、これまで「わが世の春」を謳歌してきたんだなー、と思ったり。
視聴者からみればれっきとした「やらせ」でも、テレビの作り手にしてみれば「演出」ということも、ままある。
TBSの風鈴事件などはそのいい例だ。
慣習的に通用していたことが、今通用しなくなってきている、ということを、現場の人たちは、案外意識できていないのかもしれない。
仕事の中で身についた「思考パターン」を変えるのは本当に難しい。
これはどの業界でも言えることだろう。
人間として成長した部分とその「思考パターン」が不可分にミックスしているからだ。
結果、仕事に熟練するために、慣習を慣習として、自発的にその正当性を問うことなく受け入れてしまった人間ほど、時代が変わったときの悲劇が、より悲劇的になってしまうのではないだろうか。

![before the second collision [EXPLORED HIGHEST POSITION # 1] before the second collision [EXPLORED HIGHEST POSITION # 1]](http://static.flickr.com/4085/4967941658_a1e665797c_t.jpg)



