日曜日早朝、サッカー日本代表のワールドカップ予選バーレーン戦を見た。
遠藤のコロコロPKを見られただけでも、早朝3時半からテレビの前にかじりついていたかいがあったというものだ。
それにしても、こんな大舞台で、いつもどおりコロコロPKを決めてしまえる遠藤は本当にすごいと思う。
まさにPK職人だ。
遠藤のコロコロPKをじゃんけんにたとえると、完全な「後出し」だ。
じゃんけんの後出しは反則だが、PKの後出しはきちんとした技術である。
遠藤はボールを見ずにキーパーだけを見て、キーパーの体重移動を確認してから、反対側に蹴る。
今回のバーレーンのキーパーのように、キーパーがフェイントを入れればさらに遠藤の思う壺だ。
フェイントが体重移動の明確な証拠になってしまうからだ。
人間の反射神経と筋肉の反応速度には限界がある。
キーパーは蹴られたボールのコースを確認してから動いても間に合わない。
だから、とりあえずどちらかに山を張らざるを得ない。
しかし、ボールが蹴られるまでは動けない。
緊張に耐えられず動いてしまったら、その時点で負けが決まる。
遠藤は何かのインタビューで「PKは簡単なんです」と言っていた。
確かに敵を先に動かせば、簡単に勝てるわけだ。
「後出し」は勝負に勝つための極意の一つだ、と思ったり。
(ちなみに、個人的には、勝負に勝つための極意は二つあり、もう一つは「待ち伏せ」だと思っている。
もちろん、遠藤のPKのように、正々堂々とした「後出し」「待ち伏せ」(つまり、ルールの中の技術)でなければならないのは、言うまでもないだろう。)




